辞世の句とは
死を前にしてこの世に書き残された詩的な短文のこと。和歌、俳句、漢詩など音韻を重視したものであることが多い。東アジア固有の風俗とされ、特に中世以降の日本において多く作られた。広義には、死を意識せずに書いた生涯最後の短型詩なども辞世の句とされることもある。著名な辞世の句として、「願はくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ」(西行)、「ちりぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」(細川ガラシャ)、「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」(浅野内匠頭)、「おもしろき こともなき世を おもしろく」(高杉晋作)などがある。
参照:
コトバンク
■黒田官兵衛 辞世の句
■伊達政宗 辞世の句
<曇りなき 心の月を さきたてて 浮世の闇を 照らしてぞ行く(伊達政宗)>
何も見えない真っ暗闇の中で、月の光を頼りに道を進むように、
戦国の先の見えない時代の趨勢を自分が信じた道を頼りにただひたすら歩いてきた一生であったなあ。
永禄10年8月3日(1567年9月5日)
出羽国米沢城で、伊達氏第16代当主・伊達輝宗(てるむね)と、正室である最上義守の娘・義姫(最上義光の妹)の嫡男として生まれた。
幼名は梵天丸。
生誕地は通説では米沢城であるが館山城とする学説もある。
Wiki参照
【成田悠輔vs西行】社会人のための「死」入門【伊達政宗vs中城ふみ子】
■死生観への個人的見解
個人的には生きている意味と死ぬ意味に違いはないし、
ただそうあるだけという理解です。
プログラムという考え方も面白い。
意識と無意識と知性と知能と矛盾が面白くもある。
生まれた瞬間から(生まれる前か?)死ぬことだけが確定している、不思議なことで、初めから最期まで大いなる矛盾が人生であると感じている。